第61回
有馬記念を制した
サトノダイヤモンドは26日午前0時半ごろ、栗東トレセンに帰厩した。
「特にトラブルもなく、予定通りのスケジュールで帰ってきました」と担当の中澤助手。
一夜明けた今朝も、
菊花賞の一夜明けのときと変わらず元気な様子をみせていた。
「レースを走った分の疲労はありますが、
菊花賞のときと変わらず普通ですね。落ち着いています」
中澤助手はゲートへ付き添ったためにレース中はバスで移動中だった。
「モニターがついていないバスだったので、実況を聞いているだけではどのように抜け出したのかがわかりませんでした。あとでVTRを見て、改めてその強さを実感しました」
あれだけの激戦にも関わらず、ゴール後は引きあげてきてからすぐに息の入りも整ったとのこと。心肺機能の高さがうかがえる。
「
菊花賞のときと同じくらいのタイミングでしたね。春頃より心身ともに力をつけているのがよくわかります」
直近の予定は未定だが、来秋は
凱旋門賞を目指すことが明らかになっている。
「まだ、伸びしろはありますよ」
来年もさらに心身を磨き上げながら、その輝きを増していくに違いない。
(取材・写真:花岡貴子)