昨年末の
グランプリは
サトノダイヤモンド(牡4歳、栗東・池江)が完勝。世代レベルの高さを証明したが、
天皇賞・春、ジャパンCを制した
キタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久)も反撃に虎視たんたん。ともに海外を視野に入れる古馬2頭が、2017年も存在感を示しそうだ。3歳牡馬クラシック路線はタレント豊富も、
サトノアレス、
レイデオロ(ともに美浦・藤沢和)が中心に。牝馬も同厩の
ソウルスターリングが一歩リードという状況だ。
有馬記念でバトルを演じた
サトノダイヤモンドと
キタサンブラックが2強を形勢。秋は
凱旋門賞、上半期は国内専念を表明しているダイヤモンド、同様に海外も視野に入っているブラックの動向次第で、状況は大きく変化することになる。
最強世代のダービー馬
マカヒキ、
皐月賞馬
ディーマジェスティも存在感を強めそうだ。2000メートルのG1として
大阪杯が新設されたことで、上半期の選択肢は増えた。
有馬記念4着馬
ヤマカツエースなどにとっては、格好の
ターゲットとなるだろう。
牝馬は、
有馬記念5着の
ミッキークイーン、
エリザベス女王杯を制した
クイーンズリング、
秋華賞馬
ヴィブロスなどが、トップの座を激しく争う様相。マイルは、絶対王者不在。
ミッキーアイル、
イスラボニータに新星が挑む、という構図か。ダートは
アウォーディー、
サウンドトゥルーなどを軸に展開しそう。
提供:デイリースポーツ