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京都金杯・G3」(5日、京都)
年男が年始から大暴れする。競馬界の至宝・
武豊は69年のとり年生まれ。デビュー31年を迎える47歳は「数字とか記録にこだわりはないけど、去年以上に、いろんな面で楽しみな年になりそうだね」と笑みを浮かべる。
数字といえば、現在のJRA勝利数は3860勝。区切りの3900勝まであと40勝と迫り、JRA重賞は310勝を数える。増え続ける数字は、そのまま前人未踏の記録として競馬史に刻まれていく。そんな記録男が更新を狙うのは、連続年JRA重賞V。デビュー年から31年連続での重賞タイトル奪取なるか注目が集まる。
京都金杯は、年男として迎えた05年に
ハットトリックで制した験のいい舞台だ。今年は新馬戦から乗り続ける
エアスピネルとのコンビで挑む。クラシックはいずれも強敵が立ちはだかって(4)(4)(3)着。「生まれた時代が悪かったというしかない」。ダービー後、名手はそう表現していたが、ハイレベル世代の中でも上位に位置する実力は誰もが認めるところだろう。
距離は3000メートルから1600メートルへ一気に短縮される。笹田師は「大人になっている。マイルだと違うはず。結果を出して今後につなげたい」と折り合いの不安が軽減することを歓迎した。今年も国内外で活躍の場を広げるであろう鞍上とともに、幸先のいい1勝を挙げたい。
提供:デイリースポーツ