「
京都金杯・G3」(5日、京都)
悲願の重賞制覇へ。古豪
フィエロが、阪神C3着から強行日程でG3を獲りにきた。キャリアハイは14&15年マイルCSでの2着2回。ノンタイトルながらも、実績はメンバー中No.1だ。
3日はダートの栗東Bをキャンターで半周した後、坂路へ移動。単走でリズミカルに駆け上がり、外ラチ沿いをシャープに伸びた。終始馬なりの手応えで4F54秒2-39秒0-12秒3を計時。「思っていたよりも時計が出てしまった」とは藤原英師だが、明け8歳とは思えないほど動きはハツラツ。「間隔が詰まっているけど状態はいいよ」と最終チェックで合格点を与えた。
14年3月の
六甲S以来、勝ち星から遠ざかっている。「この前も惜しい競馬。ちょっと運がない」と指揮官は顔をしかめる。それでも、前記の
六甲S後は全てG2&G1戦。G3ならば格が違う。「京都はベスト。タイトル?そういう意味でも使っている。頑張ってほしい」。“無冠の帝王”返上へ。このチャンスは逃さない。
提供:デイリースポーツ