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中山金杯・G3」(5日、中山)
19回目の重賞挑戦。ノドから手が出るほど欲しいタイトルへ、
シャイニープリンスが3日、美浦Wで併せ馬を消化した。
ルグランパントル(5歳1000万下)を5、6馬身追走。直線で内からしぶとく脚を伸ばすと、5F68秒9-39秒9-12秒5のタイムで併入した。
「予定通り。前走と変わらずいい状態じゃないかな」と栗田博師は静かにうなずいた。昨年10月から月1ペースで出走しながらも、馬体の張りは維持。明けて7歳とは思えぬ活気を全身から放つ。3歳春から重賞戦線で奮闘。今なお、動きの面で衰えは見られない。
ディセンバーSでは斤量58キロを背負いながら、勝ち馬
ツクバアズマオーとは0秒1差。当時の2キロ差が今回は同斤量の56・5キロだ。「1・5キロ減るのはいいね。相手は強いから胸を借りるつもりで。でも、何とか重賞を獲らせてあげたい」。長く重賞戦線で活躍を続ける厩舎の功労馬に、年始から勝利の女神がほほ笑むかもしれない。
提供:デイリースポーツ