今年で3年目となる
鮫島克駿騎手(20)=栗東・浅見=が新成人を迎え、決意を新たにした。「僕らの世代(96年生まれ)は体操の白井(健三)選手や、高梨沙羅さんとか、世界で活躍している人たちが多い。切磋琢磨(せっさたくま)して盛り上げていきたい」と力を込める。
自身は15年に
JRA賞最多勝利新人騎手に。昨年の同賞を獲得した競馬学校同学年の
木幡巧也(20)=美浦・牧=とは連絡を取り合い、互いに励まし合っているそうだ。「僕らの世代でリーディング争いなどができれば」と笑顔を浮かべる。
15年のデビューから2年続けて30勝をマーク。ここまで
JRA通算70勝の若きホープは個人目標に「人馬ともに無事に、目の前のレースを一つ一つ騎乗したい」と話す。
昨年掲げた目標は「制裁を少なくする」だったが、「ゼロと言いたいんですが、1点もらったので」と苦笑い。「去年は惜しいレースがあったので、今年は獲りたい」と、まだ手にしたことのない重賞タイトル獲得に意気込んだ。(デイリースポーツ・向 亮祐)
提供:デイリースポーツ