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【京成杯】コマノインパルス豪快V 皐月賞と同じ舞台で価値ある初タイトル

デイリースポーツ
  • 2017年01月16日(月) 06時05分
 「京成杯・G3」(15日、中山)

 豪快な勝ちっぷりで、関東から新星が誕生した。後方を進んだ1番人気のコマノインパルスが、残り200メートル過ぎで抜け出し、2分2秒5のタイムで待望の重賞初制覇。7番人気の伏兵ガンサリュートの猛追を首差振り切った。3着には3番人気のマイネルスフェーンが入った。

 春につながる価値あるVだ。1番人気のコマノインパルスが、堂々たる内容で初のタイトルをゲットした。

 序盤は後方に陣取り、3角を過ぎて外めから徐々に上昇。直線入り口では先行馬群を射程圏に入れる強気の競馬。残り200メートル手前で力強く抜け出すと、外から猛追してきたガンサリュートを余力十分に首差振り切った。田辺は「(2着馬を)しのいでくれる手応えだった。前走がフロックでないことを証明できて良かった」と笑顔をはじけさせた。

 前走の葉牡丹賞。直後のホープフルSも圧勝(3戦3勝)し、クラシックの最有力候補の一頭に挙げられるレイデオロの2着に食い下がっている。皐月賞と同じ舞台で決めた今回のVは、期待を膨らませる大きな勲章だ。

 レース前は不安もあった。「2週強めに追ったのでカリカリ、イライラしていたのが伝わっていた。影響がなければと思っていたけど、最小限に収まってくれた」と鞍上は胸をなで下ろした。さらに続けて、「デビュー3走目で、馬にとっては今が一番苦しい時期。ここを抜ければドッシリとしてくる。春?胸を張って迎えられると思う」とキッパリ。

 次走について菊川師は「状態次第で」と明言を避けたが、この1勝で今春はレースを選ぶ立場となった。「線の細かった馬が、ここにきて体重も増えてきた。まだまだ強くなる余地を残しています」と期待を口にする。馬名のごとく、クラシックロードで“衝撃的な走りを”。また一頭、東から楽しみな素質馬が飛び出した。

提供:デイリースポーツ

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