15日(日)にニューヨーク州のアケダクト競馬場で行われた、ケンタッキー
オークス・ポイント指定競走のブサンダS(d8F70y)は、オッズ3.3倍の2番人気に推されていたロックダウン(牝3、父ファーストディフェンス)が快勝。混戦と言われているケンタッキー
オークス戦線に、新たな惑星として浮上している。
ロックダウンは、カリッド・アブ
ドゥーラ殿下のジャドモントによる、ケンタッキーにおける自家生産馬。1勝馬
ライジング
トルネイドの5番仔で、本馬の4歳年上となる全姉に、5馬身差で制したGIパーソナルエンスンS(d9F)など生涯で5つのGIを制し、4歳時の2014年に米最優秀古牝馬のタイトルを獲得したクローズ
ハッチスがいるという良血馬である。
12月17日にアケダクトで行われたメイドン(d8.5F)でデビュー2戦目にして初勝利を挙げたロックダウンの、デビュー3戦目となったのがブサンダSで、1番人気に推されていたGIフリゼッタS(d8F)2着馬リビーズテイル(牝3、父ティズワンダフル)に2.1/2馬身差をつける快勝。
次走は2月25日にアケダクトで行われるブッシャーS(d8.5F)が予定されている。
GIBCジュヴェ
ナイルフィリーズ(d8.5F)勝ち馬
シャンパンルーム(牝3、父ブロークンバウ)、同2着馬ヴァラドーナ(牝3、父
カーリン)、GIスターレットS(d8.5F)勝ち馬エイ
ベルタスマン(牝3、父クオリティロード)、1月8日のGIIサンタ
イネスS(d7F)を7.1/2馬身差で快勝したユニークベラ(牝3、父タピット)らが有力視されているケンタッキー
オークス戦線だが、確固たる軸馬はいないのが現状で、次走次第ではロックダウンの一気の台頭もありそうだ。
(文:合田直弘)