先週末の英国には寒波が襲来し、競馬開催の中止が相次いだ。
21日(土曜日)は、ロンドン近郊のアスコット競馬場と、英国南西部にあるトーントン競馬場の開催が、いずれも馬場凍結のため中止となった。アスコットのメイン競走に予定されていた、スティープルチェイス2マイル路線のG1・
クラレンスハウスチェイス(芝17F)は、24日(火曜日)に改めて出馬登録が行われた上で、1週間後の28日(土曜日)にチェルトナム競馬場で行われる開催に移行されることになった。ただし、出走すれば上位人気が予想された、昨季のG1・ヘンリー8世ノーヴィスチェイスの勝ち馬アーマッド(騙7)を管理するG.ムーア調教師は、「チェルトナム開催となるなら、出走させない」と表明。少頭数となることが予測されている。
一方、アスコットの準メインに予定されていた牝馬のG2・OLBGメアズハードル(芝20F)は、27日(金曜日)にハンティングドン競馬場で行われる開催に移行されることが発表されている。
22日(日曜日)も、予定をされていた中西部のヘレフォード競馬場、南部のフォントウェル競馬場の2場が、いずれも馬場凍結で開催中止となり、英国では競馬のない日曜日を迎えることになった。
(文・合田直弘)