シルクロードステークスに出走予定のソルヴェイグについて、水曜日の調教後の関係者のコメントは以下のとおり。

●ソルヴェイグ(鮫島一歩調教師)

◎スプリンターズステークスのレースぶりを振り返ってください。
　3歳で挑戦ということでしたが、夏からの短距離路線で結果を出していたのでそこそこは頑張ってくれるのではないかとは思っていました。最後は勝ち馬とタイム差なしの3着でした。しかも、直線で少し窮屈な感じになりましたしね。そこを抜けてからはいい脚を使ってくれましたから、これはいけるかなという感じもありました。もう少し早く抜けられれば結果は違ったのかなと思っています。そもそも短距離馬という感じでは見ていなかったのですが、スタートのセンスとレースセンス、それからもともと持っているスピードを発揮してくれているということなのでしょう。

◎桜花賞の後、すぐに短距離路線を考えられたのでしょうか？
　そうしたセンスの良さと3歳牝馬ということで斤量も有利ですから、夏は挑戦してみようかと思いました。

◎夏、最初の函館スプリントステークスで古馬相手の重賞勝利でしたね。
　あれは見事でした。最後に差し返してくれたのですが、あれは根性といったものが勝っていたのかなと思います。

◎次のキーンランドカップは4着でしたが？
　あの時はちょっと流れに乗れなかったのかな？という感じでしたかね。

◎スプリンターズステークスは体重が減っていましたが？
　あの時はギリギリの体でしたね。今はリフレッシュして体も一回りとは言えないまでも大きくなってきています。少しふっくらして昨日の計量では482キロでした。今週のレースでは470キロ台だと思いますけれど。ふっくらしたいい体でレースに出られると思います。

◎中間の調整はどうだったでしょう？
　スプリンターズステークスの後はリフレッシュと馬の成長を促すという意味で放牧に出しました。1月の初旬に帰ってきて、育成場でもある程度乗ってもらっていましたから、すぐに速い調教ができて、今朝の調教で速い調教も6本目です。先週はミルコ(デムーロ騎手)にも乗ってもらって坂路を52秒台で走りました。今日は54秒ですが最後(の200メートルを)12秒を切ってきましたから、体勢は整ったと思っています。

◎厩舎に戻ってからの精神面の成長はどうでしょう？
　落ち着いてますね。本来、落ち着いていて可愛い子ですよ。最近ちょっとピリッとしてきたところがありますね。

◎今年は楽しみが大きそうですね？
　大きいです。3歳であれだけ活躍してくれましたから。4歳になっての成長を見込んで、どんなパフォーマンスをしてくれるのか楽しみです。

◎京都の1200メートルのコースはどうでしょうか？
　コースを気にするような馬ではないと思っています。中山の難しいコースをこなしてくれた時点でそう思っています。

◎今回は高松宮記念へ向けてメンバーが集まっているレースですが？
　いいメンバーが出ていると思います。ハンデは54〜55かと思っていました。どんなレースをしてくれますか・・・。スタートさえ決めてくれれば好位置で自分のリズムで競馬ができると思いますから、そういうレースをして欲しいですね。GIに向けていいレースができればいいなと思っています。

(取材：佐藤　泉)

ラジオNIKKEI