「
東京新聞杯・G3」(2月5日、東京)
安田記念と同じ舞台で、
エアスピネルがマイル重賞連勝を狙う。昨年はクラシックを完走したが、今春はこの距離に照準を絞って、まずは
京都金杯をV。一歩ずつマイル王の座へ歩を進める。
皐月賞4着、
日本ダービー4着、
菊花賞3着。昨年のクラシックを完走した
エアスピネルだったが、善戦はすれど、戴冠には届かなかった。明けて4歳。適性を重視し、矛先はマイルへと向く。まずは手始めに、
京都金杯で強さを見せつけた。ゴール前で
ブラックスピネルに迫られたが、道中行きたがる場面がありながらのもの。
デイリー杯2歳S以来となる勝利を飾り、マイル界の新星誕生を印象づけた。
「久々のマイル戦だったけど、やはり地力はあるなという感じだったね」と
武豊は前走の内容を称賛。その一方で「勝つには勝ったけど、ちょっともたついたね。突然引っ掛かったり、まだそういうところはある」と不満も少なからず残った。もちろん、それは期待の大きさの表れ。春の目標は、今回と同じ舞台で行われる
安田記念。「メンバーはそろうけど、東京のマイルは合うと思うからね。この馬らしいレースをしたい」。同厩舎の
ダンスディレクターで制した
シルクロードSに続く、2週連続重賞Vを狙う主戦はさらなる前進を狙う。
前走後も順調。25日の1週前追い切りでは、栗東坂路で4F51秒8-12秒0と文句なしの動きを披露した。笹田師は「反応は前走よりいい」と仕上がりに自信を見せる。この後はいったん放牧に出しマイラーズC(4月23日・京都)から春の最大目標へ向かう。まずはマイル重賞連勝を飾り、
安田記念の最有力候補へと躍り出る。
提供:デイリースポーツ