「
きさらぎ賞・G3」(5日、京都)
1戦1勝の
スズカメジャーが重賞に
アタックする。デビュー戦は気合をつけた程度で抜群の加速力を発揮してV。たぐいまれな瞬発力とレースセンスを生かして強敵に挑む。
キャリアは浅くても侮れない。新馬戦を快勝した
スズカメジャーが2戦目で重賞獲りに乗り出す。
鮮烈なデビューだった。道中は好位で運び、直線では馬群を縫うように抜け出した。まさに完勝と言える内容。担当の高野助手は「うまくレースをしてくれたね。追っていたらまだ伸びていたと思う」と高い素質を感じ取っている。1週前は栗東CWで6F80秒4-38秒1-12秒0をマーク。村井助手は「先週はしっかり負荷をかけた。1回使って動けるようになっています」と笑顔を見せる。
前走後はこの一戦に向けて着々と準備を進めている。村井助手は「ジョッキー(福永)と話して折り合いというか“人馬の意思疎通”をテーマにやっています。(レースで)出して行った時にコントロールできるかが重要ですしね。進展を見せていますよ」と確かな手応えをつかむ。
キャリア2戦目での重賞ジャックは容易ではないが、それを克服するだけの素質を秘めている。村井助手は「初戦の勝ち方を見れば楽しみがすごくある。いいモノを持っているし、どこまで食らいつけるか」と力を込める。先週の根岸S(
カフジテイク)で重賞Vを果たした鞍上を背にタイトル奪取を狙う。
提供:デイリースポーツ