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東京新聞杯・G3」(5日、東京)
500キロ超の馬体が繰り出すパワフルなフットワーク。M・デムーロを背に、
ブラックスピネルが1日、栗東坂路で水曜の一番時計をたたき出した。序盤から一気にスピードに乗り、僚馬
セネッティ(4歳1000万下)は全く追いつけない。さすがに最後はいっぱいになったが、相手に0秒6差をつけてゴールした。タイムは圧巻の4F49秒8-36秒9-12秒5。
「馬体重が気になったから、しっかり追ってみた。併せ馬をしたかったがうまくいかなかった。それでも、これだけの時計が出るのだから状態は良さそう。馬体も絞れる」と音無師。東京は1度走って7着(16年富士S)に大敗しているが、「外々を回らされた。左回りも大丈夫」と気にするそぶりはない。
京都金杯は鼻差の2着。重賞でも十分に通用することを証明してみせた。今回は前走の勝ち馬
エアスピネルは出走するが、簡単に引き下がるつもりはない。同世代のラ
イバルを打ち倒し、重賞タイトル奪取といく。
提供:デイリースポーツ