「
フェブラリーS・G1」(19日、東京)
芝G1で2着2回の実績がある
デニムアンドルビーがダート戦に矛先を向けて来た。砂挑戦は金子真人オーナーの意向によるもので、血統背景からも好走の可能性は十分秘めている。初ダートといえども侮れない。
新境地を開く。G1戦線で存在感を発揮してきた実力馬
デニムアンドルビーが初ダートに挑む。
調整は順調に進んでいる。8日の栗東坂路での1週前追い切りでは軽快な動きを披露し、4F54秒8-39秒6-12秒4を計時。辻野助手は「追い切るごとに、競馬が近づいていることを分かっているようで、だいぶスイッチが入っています」と臨戦態勢が整いつつあることを強調する。
長期休養明け初戦の
金鯱賞で8着、続く
有馬記念では9着と結果は出ていないが、叩き3走目の今回、陣営は確かな手応えを口にする。「長期間休ませての3戦目ということもあり、肉体的にも精神的にも本来の姿に戻ってきています」と復調気配を感じ取っている。
伯母の
トゥザヴィクトリーは初ダートとなった01年
フェブラリーSで3着と好走、続くドバイWCでも2着に入っている。伯父の
サイレントディールも04年
フェブラリーSで2着の実績がある。ダートもこなす血統だけに「その辺りは期待しています」と笑顔を浮かべる。
「初のダートでG1と、甘くはないけどジャパンC(13年・7番人気=2着)でアッと言わせたように“意外性”にも期待したい」。新天地で大駆けがあるかもしれない。
提供:デイリースポーツ