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【フェブラリーS】サウンドトゥルー好調キープ マイルも乗り代わりも心配なし

デイリースポーツ
  • 2017年02月16日(木) 06時00分
 「フェブラリーS・G1」(19日、東京)

 昨年の最優秀ダートホースサウンドトゥルーが15日、美浦坂路で素軽い動きを見せた。中1週ゆえに単走&馬なりと淡泊な内容ながら、しっかりと状態の良さをアピール。統一ダートG1・3勝目に向けて態勢は整った。根岸Sを制したカフジテイクは栗東坂路で追われ、楽に好時計を記録。

 派手なパフォーマンスはいらない。サウンドトゥルーは美浦坂路で単走の内容。終始、余裕のある走りで4F54秒0-39秒8-12秒9の時計を記録した。高木師は「レース間隔が詰まっているのでサラッとやった。前走の反動は見られないし、いい状態をキープしている」と満足げな笑みを見せる。大一番に向けて態勢面に抜かりはない。

 前走の川崎記念は、逃げたオールブラッシュをつかまえられず2着。勝ち馬向きの展開に加え、パサパサのダートが影響し、3、4角で思うように追い上げられなかった。「追い込み馬の宿命だね。仕方のない部分はある」と師は振り返るが、それでも連対を外さないあたりは力のある証拠。決して悲観はしていない。

 今回は15年アハルテケS(7着)以来となる府中のマイル戦。当時はスタート後の芝の部分で置かれてしまい、厳しい位置取りからの競馬を余儀なくされた。「当時よりも馬に柔らかみはあるし、芝スタートもこなしてくれると思っている」と今回は不安を拭う走りに期待する。パートナーの大野が11日の東京2Rで騎乗停止処分を受け、乗り代わりになることについても、「癖のある馬ではないのでね」と心配するそぶりは見られない。

 昨年のチャンピオンズCでは目の覚めるような末脚を発揮し、JRA・G1初制覇を達成。狙うは15年東京大賞典、16年チャンピオンズCに続く統一ダートG1・3勝目だ。「しまいは確実に伸びてくれる馬。昨年の賞に恥じないようなレースをしたい」と師。昨年度の最優秀ダートホースが、持ち前の鋭い決め手を武器に栄冠をつかみにいく。

提供:デイリースポーツ

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