阪神競馬場で行われる阪急杯(GIII・芝1400m)に美浦から出走する注目馬について管理する各調教師のコメント。

■ロサギガンティア(牡6・美浦・藤沢和雄)について、藤沢調教師。
「前走(阪神C・GII・5着)は被されたりゴチャつきましたし、位置取りもうまくいかなかったですね。年を取って渋くはなってきていますけど、稽古は先週より素軽くなっていますし、動きも良かったです。前走後も在厩で調整をしてきて順調ですし、体調も良いですから、頑張ってほしいですね」

■トーキングドラム(牡7・美浦・斎藤誠)について、斎藤調教師。
「昨年の年明けから2着が3回続いていた頃は、しっかり攻め馬ができていました。その後成績が今ひとつだった時期は、しっかりとした攻め馬ができなかったと敗因がハッキリとわかっています。3走前の渡月橋S(1600万下)は重馬場で着順は6着でしたが、あの頃から良くなってきました。今ではウッドチップコースでビシビシやれるようになってきて、それが結果に繋がっていると思います。

　今日の追い切りは荒れた馬場で時計は速くはないですが、3頭併せの真ん中で頑張っていましたし、中1週なので十分でしょう。京都コースの方が合っていますが、今年は馬場が荒れてきていましたし、馬場の良い開幕週の方が良いと考え、阪神のこのレースを選択しました。マイルで勝ちに行く競馬をすると甘くなるので、1400mは良いと思います。この距離の重賞でどのくらい動けるのか楽しみですね」

(取材・写真：佐々木祥恵)