デビューからもうすぐ丸3年。
石川裕紀人騎手(21)=美浦・相沢=は決意を新たに口を開いた。「今までは減量の特典があったから乗せてもらって、それで勝てたんだと思っています。ええ、やっとジョッキーになったという気持ちですね」。
19日の東京4R(
アルチレイロ)でJRA通算101勝をマーク。減量騎手からの卒業を決めた。これまで減量が3キロ→2キロ、2キロ→1キロと
ステップアップするたびにジャンパーを製作し、存在感をアピール。「今回はまだ作るか分からないですね。とにかく今は馬の御し方とか、全てにおいてレベルを上げたい」とまずは技術面を全国的に発信していく構えだ。
中山記念は師匠の相沢師が管理する
クリールカイザーで参戦。101勝目も自厩舎の馬とあって、サポートにはただただ頭を下げるばかり。「馬は8歳でも元気。気分を損ねないように乗りたい」。ここまで育て上げてくれたトレーナーへ、これ以上ない恩返しを狙っている。(デイリースポーツ・豊島俊介)
提供:デイリースポーツ