スマートフォン版へ

ネオリアリズムなど、中山記念厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2017年02月23日(木) 19時00分
 中山記念(4歳以上OP・GII・芝1800m)に美浦から出走する注目馬について、関係者に話を聞いた。

ロゴタイプ(牡7・美浦・田中剛)について、田辺裕信騎手
「厩舎サイドで本数をこなしてくれているようですし、今週(2/22)は終いの反応を見る追い切りでした。休み明けはモタモタする感じがあるのですが、今回もそういう感じはあります。昨年のこのレースも休み明けで、レース前の感じは悪くなかったのですが、競馬では踏ん張り切ることができませんでした。ただ昨年秋の天皇賞(GI・5着)ではすごく動けていましたので、期待も持っています。先行力があるので開幕週の馬場も合っているでしょうし、中山のこの条件も慣れています。年明け初戦のレースで良いスタートを切りたいですね」

ヌーヴォレコルト(牝6・美浦・斎藤誠)について、斎藤調教師。
「前走の香港ヴァーズ(GI・4着)は状態が良く期待をしていたのですが、道中で弾かれてしまい位置取りが悪くなりました。それでも最後は良く伸びてきましたし、馬に若さを感じました。年齢を重ねてスイッチの入りが遅くなってきたこともあり、今回はこれまでより1週早くこちらに戻して乗り込んできて、今週(2/22)は単走で気合いをつける形の追い切りでした。レースが近いことを馬もわかっているでしょうし、自分で体を作る馬なのでちょうど良くなると思います。

 休み明けですし、年齢を重ねた分1800mは少し忙しいかもしれませんが、そのあたりも考慮して調整をしてきました。ここで恥ずかしい競馬をすると引退という話も出てきてしまうと思いますので、今後に向けて良いレースをしてほしいですね」

ツクバアズマオー(牡6・美浦・尾形充弘)について、尾形調教師。
「能力はある馬でしたが、テンションが上がりやすくて、以前は輸送や環境の変化への対応が難しい面がありました。年齢を重ねてレースに集中できるようになったことが、最近の結果に繋がっているのでしょう。前走の中山金杯(GIII・1着)はペースが少し流れたことで展開も向きましたが、最後はしっかり伸びてくれて内容のある競馬をしてくれました。

 今後の予定をいろいろと考えたのですが、前走後から1本目の調教の反応が良く、このレースを選択しました。今週(2/22)の追い切りでも掛かることなく流れるようにスピードに乗って、スムーズに手前を替えていました。とても状態が良かった前走前に比べても、もう一つギアがあったのかと感じるくらいに良い状態です。相手が揃うのでどれだけやれるかわかりませんが、2000mよりも1800mの方が前半のペースは流れるので、競馬がしづらいということはないでしょう」

ネオリアリズム(牡6・美浦・堀宣行)について、森調教助手。
「前走の香港マイル(GI・9着)はこちらの検疫に入って環境が変わった時点で飼い葉食いが落ちたり、少しイライラして、他の2頭に比べると順調さを欠いたのかなと思います。香港の後はサトノクラウンと一緒にノーザンファームしがらきに放牧に出しまして、1月下旬にフックラとした体で帰厩しました。ここを目標に順調に調整しています。

 1週前の時点で若干重めだったので、今週(2/23)は当該週にしてはしっかりめの追い切りでした。休み明けの分、少し反応の鈍いところはありますが、まずまず出走態勢は整ったと思います。輸送があまり得意ではなくて、輸送すると体が減るタイプなので、今回の中山は良いでしょう。コーナーが4つある中山の1800mは、走りやすいイメージがありますね。リズム良く走ることができれば、良い勝負になると思います」

サクラアンプルール(牡6・美浦・金成貴史)について、金成調教師。
「前走(白富士S・OP・2着)は大外枠で厳しい競馬になりましたが、よく頑張ってくれました。今週の追い切りは相手に遅れましたが、元々前の馬を交わさない予定でしたし、良い動きでした。地力は強化されていますが、今回はメンバーの揃った重賞でどこまでやれるかでしょう」

(取材・写真:佐々木祥恵)

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す