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種牡馬ホワイトマズルが死ぬ 日本で活躍馬を多数輩出

デイリースポーツ
  • 2017年02月27日(月) 13時50分
 JRAは27日、北海道新ひだか町のレックススタッドでけい養されていたホワイトマズル(牡)が老衰のため死んだことを発表した。27歳だった。

 80年代の欧州最強馬と言われるダンシングブレーヴを父に持つ英国産の同馬は現役時代の93年にイタリアダービーをレコードで制し、凱旋門賞で2着するなど活躍。同年のジャパンCにも来日し、2番人気に推されるも13着に敗れている。また、武豊騎手とのコンビで挑んだ94年の凱旋門賞は6着に敗れた。

 引退後はすぐに日本で種牡馬入り。初年度産駒のビハインドザマスクが重賞3勝を挙げたほか、02年のオークススマイルトゥモロー、04年春の天皇賞馬イングランディーレ、07年菊花賞アサクサキングス、同年のシンガポール航空国際Cを制したシャドウゲイト、12年ジャパンCダートを制したニホンピロアワーズなどの活躍馬を輩出した。

 レックススタッド・前田暁常務取締役「年齢的なことを考慮し、昨年から種付けを中止していましたが、半月ほど前から脚元がおぼつかなくなり、26日に起立不全となりました。獣医師、スタッフが懸命の介護をいたしましたが、27歳で大往生を迎えました。多くの活躍馬を残してくれ、当スタッドでもシルポートが後継種牡馬として産駒のデビューを待っております。近年では母の父としても存在感を示してくれており、遺された産駒の活躍を期待するとともに、冥福を祈りたいと思います」

提供:デイリースポーツ

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