JRAは6日、東京港区の六本木事務所で関東定例記者会見を開催した。全国公営競馬主催者協議会、NAR(
地方競馬全国協会)、JRAの合同記者会見も行われ、来年18年のJBC競走を11月に京都競馬場で行うことが発表された。実施日などの詳細は今秋に決まる。また、JRAは会見で海外馬券発売に関して、現在のネット限定から販売方法を広げる考えを示唆した。
01年の創設以降、
地方競馬場で持ち回りによって行われてきた
地方競馬の祭典・JBC競走(今年は
大井競馬場で施行)が、18年は初めてJRAの主催により、京都競馬場で行われる。東日本大震災があった11年に
盛岡競馬場での
南部杯施行が不可能となり、東京競馬場で行われたが、あくまで特例だった。
京都開催を行う趣旨、経緯に関して川崎泰彦NAR理事は「JBCの永続的な発展を図りたい。JRAのファンには
地方競馬にもっと目を向けてほしい。連携を進めるためにも主催者の総意でJRAでの開催をお願いした」と説明した。
生産者、学識経験者、
地方競馬主催者らで構成するJBC実行委員会がJRAに働きかけた結果、京都での実施が決まった。来年だけの時限的な開催になるのかなどは未定。
現時点での決定事項は来年11月上旬実施のみ。これまでは11月3日開催にほぼ固定されていたが、来年の11月3、4日は土日。例年はG1がない週だけに、いずれかになる可能性が高い。JRAは1日最大12レース。その中に3レースを組み込む形で実施されることになりそうだ。
提供:デイリースポーツ