今週、
中山グランドJの前哨戦・
阪神スプリングJが行われる。昨年の
JRA最優秀障害馬オジュウチョウサン、15年の
JRA最優秀障害馬アップトゥデイト、障害重賞6勝の
オースミムーンなど、超豪華メンバーだ。
「大横綱を倒すのは大変」とは出走馬の一頭である
タイセイドリーム担当の池田康宏厩務員。今回はJ・G1馬とは2キロの斤量差があるが、決して楽な戦いではないという。「
オジュウチョウサンには一目置かないとな。
グランドマーチス、
バローネターフ、
カラジ級だから」と、かつての名ジャンパーの名を挙げて敬意を表した。
一方でドリームに明るい材料もある。前走の
イルミネーションJSで8勝目を挙げたが、平地時代も含めて初となる右回りでの白星だった。「前走は苦手の冬場も克服したしね。中山のバンケットに比べれば阪神のたすきは楽だと思う。先週末に平沢が乗って飛越を練習してスイッチも入った。久々でも力は出せると思う」。充実期に入った今なら大駆けがないか。本番が楽しみになる激走を期待したい。(デイリースポーツ・大西修平)
提供:デイリースポーツ