26日(日)に中京競馬場で行われる
高松宮記念(GI)に出走予定の
レッドファルクス(牡6)について、追い切り後の
尾関知人調教師のコメントは以下の通り。
―今年初戦ですが
「香港の後、疲れが見られました。香港の前に3戦走ったことによる見えない疲れがあったかもしれません。
高松宮記念に向けて、関東馬がどこを使うかは難しいところがあり、左回りの方が向いていますし、GI一本ということになりました。休養したミホ分場、状態を立ち上げていただいた山元トレセンと、すごくケアしていただいたのでいい状態でここまで来られたかなと思っています」
―美浦トレセンに戻ってからは
「順調に追い切りを重ねた中で、これまではトモに疲れが出るタイプでしたが、今回はそういう面も見られず、いい経験を重ねて馬体も成長しているのかなと思います」
―去年の
スプリンターズSの前とほぼ同じ休養期間ですが
「現状、トレセンに戻ってからは同じような感じで進められているかなと思います」
―同じような、ということは勝利に向けてかなり......というようにも思いますが
「気持ちよく力を発揮できるように持っていけるか、というところで、その状態に近づきつつあるかなと思います。私見ですが
スプリンターズSは、プラス
アルファがないと勝てないと思っていましたが、うまくいってGIウイナーになることができました。今回に関しては、普通にしっかり走れる状態を作ればいいのかなと思っています」
―中京芝コースは3戦3勝ですが
「(得意な)左回りなので結果は出ていますが、去年の
CBC賞の時は多少暑くなって、絶好調とはいえないかなという中で送り出しましたが、装鞍所で馬が元気になっていて、この競馬場が好きなのだなと感じました」
―ラ
イバル関係はどうご覧になっていますか
「あまり他の馬のことは考えていません。去年、一昨年とこのレースに出たい思いはありましたが、賞金不足で出走ができませんでしたし、この馬のレースをさせられるようにできれば、と思います」
―2つ目のGIに燃えている部分もあるのではとお察ししますが
「ここまでのス
プリント路線を考えても、無事に競馬へ出走させることの大きさを改めて感じた部分もあるので、そういったことも片隅に置きながらやっていきたいと思っています。去年まで5年間、
高松宮記念に出てくれた(同じ厩舎の)
サクラゴスペルを引き継ぐように頑張って欲しいですね」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI