26日(日)に中京競馬場で行われる
高松宮記念(GI)に出走予定の
トーキングドラム(牡7)について、追い切り後の
斎藤誠調教師のコメントは以下の通り。
―前走で重賞初制覇
「調教から調子が良いのは分かっていましたので、何かあるのではないか、というデキで、勝利が現実となって嬉しかったです。デビュー前からボーンシスト(骨のう胞)という病気にかかり、現役中にも再発して休養しました。あきらめずに繋養してくださった
下河辺さんの我慢の成果だと思っています」
―馬体はフレッシュさを保っていますか?
「馬はまだ若いですし、使い込むことによって、本格化してきた矢先の勝利でした。これからが楽しみだと思っています」
―レース直後は
高松宮記念への参戦は明言されていませんでしたが?
「関西圏の競馬が続いて、輸送もありましたので、休ませようと思っていましたが、見ているうちに馬も元気が出てきたので参戦を決めました」
―調整の過程は
「さすがに
阪急杯のあとは疲れが少しありましたが、回復に努めて、十分に
高松宮記念に迎える回復をしてくれました。思ったとおりに来ています」
―追い切りは
「1週前は
藤岡康太騎手に来てもらい、長めから強めにやって、1週前としては思った通りの動きでした。今週もやりすぎないように、持ち乗りの子が乗って、指示通り、終いに気合をつけるくらいで上手く調整できたと思います。やりすぎないことを念頭に置いていますので、ビュッと抜けないといいな、と思っていましたが、我慢してくれました」
―レースのイメージは
「前走を見る前までは、あんなに根性があると思っていませんでした。いい意味で期待を裏切ってくれました。後ろで我慢することも、馬群を抜けてくることも出来ました。前走で大きく収穫を得たので、今回に活かしたいと思います。いい意味でなら、期待を裏切って欲しいと思います」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI