ハンデ重賞のマーチS(GIII・ダ1800m)に美浦から出走する注目馬について、管理する各調教師のコメント。

コスモカナディアン(牡4・美浦・金成貴史)について、金成調教師。
「前走(仁川S・OP・2着)は絶好調でしたし、勝つつもりで遠征したのですが、相手が強過ぎましたね。今回は間隔が詰まっていますので、前走の状態を維持かそれ以上にするように調整をしてきました。力をつけていますし、重賞でも十分やれると思います。中山コースも問題ないので、期待をしたいですね」

ストロングサウザー(牡6・美浦・久保田貴士)について、久保田調教師。
「交流重賞のここ3戦は馬場が悪かったのが1番の敗因ですね。前走後は放牧に出して、ここを目標にしてきました。古馬なので大きな変動はありませんが、今週(3/23)の追い切りの動きも良かったですね。中央のレースはペースが違うでしょうし、今回はチークピーシーズをつけて、流れに乗って競馬をさせたいですね。中央のレースでもやれていいと思っていますが、良馬場が希望です」

ショウナンアポロン(牡7・美浦・古賀史生)について、古賀調教師。
「前走(アルデバランS・OP・7着)は馬体重が増えていて、その分もあったのか最後の粘りがもうひとつでした。前走後はこのレースを目標に調整をして、先週はジョッキーが乗ってウッドチップコースで長めからしっかりやりました。今週もジョッキーが乗ってダートコースで長めからしっかり追い切っていますので、体も絞れてくるでしょう。この馬のリズムで走ることができれば、逃げなくても大丈夫だと思います」

アルタイル(牡5・美浦・手塚貴久)について、手塚調教師。
「前走の白嶺S(1600万下・1着)はスローペースでしたが、うまく脚を溜めることができました。ハナ差での勝利でしたが、内容は良かったですね。馬体重は前走とはさほど変わっていませんが、体は締まってきました。この条件も問題ないですし、前走のように脚を溜められれば、切れ味を発揮できるでしょう」

ディアドムス(牡5・美浦・高橋裕)について、高橋調教師。
「先週はビッシリやっているので、今週は調整程度で十分でしょう。前走(総武S・OP・11着)は控えての競馬になりましたが、もう少し位置取りが前で運べれば良かったですね。今回は賞金的に使えないかと思いましたが、条件も合いますし、出走できて良かったです。ここを使いたいと思ってやってきましたし、状態も良いですよ。前めのポジションで競馬をさせたいです」

(取材・写真：佐々木祥恵)