4月2日(日)に阪神競馬場で行われる第61回
大阪杯(GI)に登録をしている
マカヒキ(牡4、栗東・
友道康夫厩舎)について、追い切り後の
友道康夫調教師とC・
ルメール騎手のコメントは以下の通り。
・
友道康夫調教師
(最終追い切りを振り返って)
「先週までしっかりとやっていたので、今週は久々に
ルメール騎手には感触を確めてもらうような感じで乗ってもらいました。
マカヒキは併せ馬で息を整える程度で調教をしました。
最後はそれほどしっかり追っていないのですが、この馬らしくリズム良く走っていたと思います。
前走もある程度自信を持って出せていたのですが、馬場などいろいろな面で最後は伸びきれませんでした。今回、一回叩いた上積みはあると思います。
ルメール騎手とも追い切りの後話しましたが、
ルメール騎手はいつ乗っても"ハッピーホース"と言っていました」
(前走の
京都記念を振り返って)
「いつもなら、あそこから一つギアが入って伸びると思ったのですが、馬場が少し合わなかったのかなと思っています」
(今回のレースに向けて)
「前走のような馬場にはならないと思いますし、少々雨が降っても今の阪神ならこなせると思います。距離もやはり2000mぐらいが良いのではないでしょうか。
フランスに行った時はムキムキというか、マッチョ系の
マカヒキになっていたのですが、やはりこちらに帰ってくるとスッとした、ダービーの時のような
マカヒキの体にはなってきたと思います。
(ダービーと)同じぐらいの出来では出走できると思います。
4歳になって初めてのGIですが、またここからGIを勝っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします」
・
ルメール騎手(最終追い切りを振り返って)
「追い切りはちょうど良かったです。息、
バランスと状態を観察しました。全部良かったです。嬉しいです。
マカヒキに乗るのは久しぶりです。とても嬉しいです。
(以前乗った時と比べて)馬は変わっていません。すごく乗りやすいです。いつも頑張ってくれます。今日は余裕のある追い切りをしましたが、反応がとても良かったです。状態もとても良いと思います。休み明けからコンディションが良くなっているかもしれません」
(
凱旋門賞を振り返って)
「良くなかったです。スタート前、馬のテンションが高かったです。レースの時はあまり息が入らなかったので、すぐに止まってしまいました。残念でしたが、今年は
トライアルレースで良い走りをしましたので、
大阪杯も自信があります」
(今回のレースに向けて)
「今回は距離がちょうど良いと思います。この間は休み明けで2200mは少し長かったです。
今年のメンバーは強いです。
キタサンブラック、
アンビシャス、
サトノクラウン、もちろんGIですから強い馬がいますが、
マカヒキは
日本ダービーを勝った馬で能力があります。ですから心配していません。とても自信があります。とても良い馬で、勝てるとも思います。
今回は
キタサンブラックなど逃げる馬がいるので、良いペースになるかもしれません。その場合はたぶん真ん中ぐらいのポジションになると思います。もちろん
キタサンブラックをマークすると思います。しかし、一番大切なのは馬が
リラックスしてほしいということです。その後はラスト3ハロンぐらいで動き出したいです。
今年は
大阪杯がGIになりました。今年のメンバーはとても強いです。良い競馬になるかもしれません。
マカヒキには大きなチャンスがあるので応援して下さい」
(取材:米田元気)
ラジオNIKKEI