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大阪杯・G1」(4月2日、阪神)
上昇ムードだ。このレースの連覇、そして悲願のG1初制覇を目指す
アンビシャスは29日、栗東坂路で
アードラー(3歳500万下)と併せ馬。「きょうは攻めた。半マイルも速くした」と音無師が話すように、テンから意欲的に飛ばして4F51秒6-38秒3-12秒8の好時計をマークした。
実戦では初コンビになる福永だが、調教では16日に続いて2度目の騎乗。ゴール前の手応えはやや劣勢だったが「いつもあんな感じみたい。体調はそう変わりないのでは」とまずまずの
ジャッジ。折り合い面など乗り難しい印象もあるが「前半出していくと(ハミを)噛みそうだが、普通に乗れば大丈夫。能力的にG1を勝てる馬。うまく流れに乗れればチャンスはある」と素材の良さを感じた様子。
見守った音無師も「後ろから追いかけて、いい動きを見せてくれた」と内容に合格点。
中山記念4着を叩いて「上積みはある。息の面などは違ってくるはず」とプラスαを見込んでいる。あとは実戦で結果を出すだけ。「乗り難しさのある馬。イメージ的に合うと思って彼に頼んだ。できればペースは流れてほしいな」。決め手は間違いなくG1級。待望の瞬間は、福永の手綱に託された。
提供:デイリースポーツ