阪神11Rの
大阪杯(4歳以上GI・芝2000m)は1番人気
キタサンブラック(
武豊騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分58秒9(良)。3/4馬身差の2着に7番人気
ステファノス、さらに半馬身差の3着に4番人気
ヤマカツエースが入った。
キタサンブラックは栗東・
清水久詞厩舎の5歳牡馬で、
父ブラックタイド、
母シュガーハート(母の
父サクラバクシンオー)。通算成績は15戦9勝。
〜レース後のコメント〜
1着
キタサンブラック(
武豊騎手)
「非常に嬉しいです。これだけの馬ですから、やはり責任を感じていました。良い仕事ができて嬉しいです。馬は本当にいい状態でさらに強くなっていると思いました。自信を持って乗っていました。多くのファンがかけつけて声援をいただいて、
キタサンブラックのどのレースもそうですが、非常にプレッシャーを感じていたので、勝てて良かったです。(オーナーからは)『全てお任せします。頑張ってください』と言われていました。ある程度展開がよみやすいメンバーで想定通りの展開になりました。手応えがすごく良かったので、後ろを待つことなく、先に意識的に動きました。普通の馬なら仕掛けが早いと思いますが、この馬ならと思い行きました。今はすごく充実していますし、次も楽しみです。また新たに
JRAがGIを作るかもしれませんから、また(完全制覇は)挑戦したいです。
キタサンブラックの出るレースは全て勝ちたいです」
2着
ステファノス(
川田将雅騎手)
「厩舎とは位置を取りに行こうという話しをしていたので、出して行きました。状態が良かったですし、良い内容でした。
キタサンブラックは
年度代表馬だけにさすがですね」
3着
ヤマカツエース(
池添謙一騎手)
「
マルターズアポジー以外は普通のペースでしたね。今の馬場なら外枠はかえっていいかと思いましたが、結果論ですが、外枠でポジションが取れなかったです。もう一列前で競馬をしたかったと思います。力をつけていて最後までよく頑張ってくれましたが、前のポジションを取ってレースをしたかったです」
4着
マカヒキ(C・
ルメール騎手)
「内回りでの外枠は心配していました。
キタサンブラックは強すぎました。内枠だったら2着、3着はあったかもしれません」
5着
アンビシャス(
福永祐一騎手)
「スタート自体は出ましたが、進んで行きませんでした。しかし、出して行くとハミを噛んで伸びなくなると思いました。良い脚を使っていますが、その分、道中のポジション取りがうまく出来ないところがありました。そこで自分から動いて行って、伸びきれたかというと、そこまでの脚は使えないのではないでしょうか。
マカヒキに先に動いてもらうなど、他力本願というのが現状です。課題はありますが、ポテンシャルは高いので、その辺は修正されればタイトルを取れると思います」
6着
サトノクラウン(M・デムーロ騎手)
「内回りコースが合わないと思います。良い所をいっていましたが、ジリジリという感じでした」
7着
ミッキーロケット(
和田竜二騎手)
「ゲートの中でもぐろうとしたり、下がったりしていました。それでも出た方ですが、体勢がよじれた状態で出たので、行き脚がつきませんでした。力はこの中でも遜色ないと思いますが...」
12着
マルターズアポジー(武士沢友治騎手)
「ハナを切っていいペースに持ち込むことが出来ました。小回りコースでのレースなどこの馬向きのレースもありますし、まだまだこれから期待しています」
14着
ロードヴァンドール(
太宰啓介騎手)
「3コーナー過ぎからもっとペースを上げたかったです。番手で競馬をして、今日は気にするところがありました。やっぱりハナに行くのがいいようです。これがいい経験になると思います」
ラジオNIKKEI