「
桜花賞・G1」(9日、阪神)
フラワーCを
ファンディーナが大楽勝。「2歳女王に強敵出現!」と心躍ったファンは多いだろう。結局、
皐月賞へ向かうことが決まり、無敗馬同士の対決はお預けとなった。
ソウルスターリングの藤沢和師に「もし、
ファンディーナが
桜花賞に出走していたら?」と質問。答えはこうだ。
「
シンボリクリスエス、
ゼンノロブロイは
青葉賞を楽に勝ってダービーへ。内心、チャンスと思っていたがともに2着。
タニノギムレット、
ネオユニヴァースに力の差をみせつけられた。クラシックは王道路線を来た馬が強いと痛感したよ」
経験則から語る言葉の意味は重い。そして今回は
阪神JF、
チューリップ賞組とは勝負づけが済み、別路戦組にも負けないという確信があるのだろう。ソウルの一戦ごとの進化も自信を増幅させる。
「牝馬で三つの競馬場を走り、どこも上手に対応できた。なかなかいない。性格も穏やかになってきたから、今はハンドル操作がしやすい。
チューリップ賞後もカイ食いは普通。そうでなければ、ウチの厩舎が4カ月の間に阪神まで3回も行くなんてありえない」
欧州に散らばる馬を含め、フランケル産駒で最初にG1を制した怪物少女。今年のメンバーは超ハイレベルと言われるが、その中でも先頭を走っているのは間違いない。
提供:デイリースポーツ