「
桜花賞・G1」(9日、阪神)
キャリアわずか2戦で桜の舞台に立つ
ミスパンテールは5日、四位を背に栗東坂路での単走追い。前半から軽快に飛ばすと4F53秒2-38秒2。最後までしっかりとした脚色でラスト1F12秒3をマークして、上積みを感じさせる動きを披露した。
「しまいの1Fを伸ばしたよ。(ラストを)動かしたのが気持ち良かったのか、追い切りが終わってからも
リラックスしていた」と鞍上の表情が緩む。
札幌での新馬戦V以来、7カ月ぶりだった前走の
チューリップ賞で2着。
ソウルスターリングには2馬身差と力の差を見せられたものの、「ほとんどが初物ずくめ」(昆師)というなかでの優先出走権奪取は、本番での逆転の可能性すら感じさせるものだった。
「(
ソウルスターリングは)競馬が上手ですからね」と昆師は4戦4勝の怪物候補に敬意を表しながらも、「この馬の売りは勝負根性。今回はソウルを目標に競馬をしたい。並ぶ形まで持ち込めればかわせる」と打倒2歳女王へ自信をみなぎらせた。
提供:デイリースポーツ