スマートフォン版へ

新種牡馬ロードカナロアに注目大 並み居る先輩に立ち向かえるか

デイリースポーツ
  • 2017年04月11日(火) 14時00分
 桜花賞が終わり、今週末には牡馬クラシック第1弾の皐月賞が行われる。3歳クラシックロードが佳境に入るとともに、目前に迫っているのが2歳戦だ。既に美浦トレーニングセンターでは20頭の2歳馬がゲート試験に合格(9日時点)し、デビューに向けて着々と態勢を整えている。

 架空の馬主として仲間内で馬主気分を味わえるPOGも、“ドラフト会議”へ向けてそろそろ活気づいてくる頃。競馬ファンの誰もが気になるのが、今年産駒がデビューする新種牡馬の評判だろう。例年以上に豪華な新種牡馬ラインアップの中で、個人的に最も注目しているのがロードカナロアだ。

 現役時代に国内外の短距離G1を総なめしたロードカナロアは、19戦13勝(うちG1・6勝)の成績を残して14年、北海道の社台スタリオンステーションにスタッドイン。1年目から250頭の種付けが設定されたことから分かるとおり、関係者の期待は相当高い。

 福島県・ノーザンファーム天栄の木實谷雄太場長は話す。「近年ノーザンファーム育成馬は短距離路線で苦戦していました。その層を厚くするために期待されているのがロードカナロアです」。昨年もダービーや菊花賞有馬記念を制すなど、クラシックディスタンスの強さが際立つノーザン生産馬。そして唯一とも言える弱点の強化を図るべく、短距離王のロードカナロアが配合されたという。

「産駒の特徴として若干、脚のさばきが硬い部分は見受けられますが、どの馬もスピード感満点の動きを見せており仕上がりも早い。早い時期から活躍を期待できそうです」と現2歳馬の活躍を約束した。

 その中から関東馬のオススメを伺ってみたところ、ステルヴィオ(牡、母ラルケット、美浦・木村哲也厩舎)の名前が挙がった。「既にゲート試験に合格し、8日に放牧済み。6月から始まる東京開催のデビューを目指して調整を進めていきますが、レースでどんな走りを見せてくれるのか楽しみにしています」。

 今年は他にも6冠馬オルフェーヴルのファーストクロップがデビュー。5年連続リーディングサイアーのディープインパクトや、現3歳世代の活躍が著しいハーツクライといった並み居る先輩たちに、新種牡馬がどう立ち向かっていくのか興味は尽きない。(デイリースポーツ・刀根善郎)

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す