前走の
阪神スプリングJ(JGII・1着)では初めての関西遠征にも対応し、王者の強さを見せつけた
オジュウチョウサン(牡6・美浦・
和田正一郎)。前走後は放牧を挟んで順調に調整され、
中山グランドJ2連覇に向けて視界良好だ。管理する和田調教師と
石神深一騎手に話を聞いた。
■和田調教師
「前走はタスキの出口あたりで馬群が密集して厳しい競馬でしたが、その後はわりとスムーズに行きましたし、うまくいったと思います。しっかり走り切ったので疲れがありましたが、放牧に出て回復に努めました。戻ってきてからは順調に来ています。
この馬は身体能力が高く、心肺機能が優れています。気も強くて扱いは大変なところがありますが、それが競馬に行って良い方に出ているのでしょう。
明日中山競馬場に運んでスクーリングをする予定ですが、ちょうど良い状態で競馬に臨めて、まずは無事に走ってくれればと思います」
■石神騎手
「前走はペースが遅くて馬群が密集したり、他馬からマークされて厳しいレースになりましたが、そこでも結果を出してくれました。前走後は放牧先で疲れを取って、馬体が少しフックラして戻ってきました。
今週は太め残りにならないように注意して追い切りましたが、これまでと同じような感じできていると思います。結果を出してくれる馬だと信じていますし、自分がしっかり乗れば大丈夫だと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)