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興味深い松田調教師のファンディーナ評「どういう意図で皐月賞に…」/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2017年04月14日(金) 18時00分
 ファンディーナをどう扱うか。これこそが今年の皐月賞の肝に間違いなかろう。牡馬相手でも能力はずぬけているのか、はたまたモマれて沈んでしまうのか。栗東の関係者の間でも、この馬の評価は真っ二つだ。

「まともに走れば皐月賞ファンディーナのレース。それくらい、あの馬は抜けている。仮に自分が管理していたら桜花賞を使って、無敗のまま引退させていたかも。なかなかあれだけの馬はいないよ」とはマイスタイル皐月賞に臨む昆調教師。

 これとは対照的な見解なのは、ファンディーナが前回勝ったフラワーCに管理馬を出走させていた某関係者で「前回は重賞といっても、ほとんどが1勝馬。確かに強かったけど、スンナリしたレース展開も良かったんだろう。皐月賞はあんな競馬には、まずならないだろうからね」

 ではどんな競馬になるのか? 某関係者は「ペースも速くなるだろうし、ファンディーナがモマれ込む恐れは十分にある。先週の馬場を見ても内はかなり悪くなっているだろうし、一筋縄ではいかないはずだよ。ゴール前でじっくり脚をためていた馬が台頭する、外差しの展開になるんじゃないのかな」と続けた。

 仮に牡馬の一線級にモマれて敗れてしまったとしても、ファンディーナの評価を過剰に下げる必要はないのだろうが、仮に勝つようなら、それこそ歴史的な快挙となる。2007年の日本ダービーを勝ったウオッカのライバルであったダイワスカーレットを管理していた松田調教師は、こう口にした。

「あの年のウオッカダイワスカーレットという強敵がいたから、オークスではなくダービーに向かった。今回のファンディーナがどういう意図で皐月賞に行ったのか。そのあたりも重要でしょうね。牡馬に比べて2キロ軽いわけですし、そこも大きいと思いますよ」

 過去30年で無敗のまま皐月賞を制したのはトウカイテイオーミホノブルボンアグネスタキオンディープインパクト…いずれも歴史に名を残す名馬ばかり。それを牝馬がやってのけるのか。今年の皐月賞が大いに盛り上がることだけは間違いない。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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