「マイラーズC・G2」(23日、京都)
虎視たんたんと重賞初制覇を狙っている。
ダッシングブレイズは前走の
洛陽SをV。昨夏
中京記念10着以来の実戦だったが、勝ちっぷりの良さが光った。
この中間の様子に、吉元助手は「順調ですね。ここが目標だったし、いい感じ。休み明けを感じさせない気配」と明るい表情を浮かべる。1週前は栗東CWで浜中を背に一杯に追われ、6F81秒4-38秒2-11秒8を計時。しまいは切れに切れた。「ジョッキーも“以前より落ち着いている”と言っていました。体も精神面も古馬らしくなってきた」と心身の成長を強調する。
昨年の始動戦となった
東京新聞杯。最後の直線で内ラチに接触し、騎乗していた浜中が落馬するアク
シデントに見舞われた。その後の重賞3戦は善戦止まり。それだけに前走はうっぷんを晴らす美酒となった。「2着馬(
グァンチャーレ)は京都が得意だったし、勝てたのは大きかった」と同助手はホッとした様子で振り返る。
「馬に自信がついてきたし、今が充実期。“浜中で”勝ってほしい」。陣営の熱い期待とともにタイトル奪取に挑む。
提供:デイリースポーツ