「第28回
東京スプリント・Jpn3」(19日、大井)
1番人気に支持された
キタサンサジンが、3番人気の
ブライトラインの追撃を頭差しのいで逃げ切り勝ち。初めての重賞挑戦で、見事に重賞初制覇を決めた。3着は4番人気の
レーザーバレットが入った。
新しい砂の短距離王誕生の予感だ。重賞初出走ながら1番人気に支持された
キタサンサジン。スタートダッシュはあまり良くなかったが、初コンビの内田博がグイグイと手綱を押して果敢にハナを奪った。直線に入っても勢いは衰えず、後続の追い込みをしのいで先頭でフィニッシュ。「運のあるオーナーなんで、僕もあやかって勝つことができました。これからまだまだ強くなる馬です」と内田博はパートナーの頑張りをたたえた。
北島三郎オーナーにとっても、思い入れのある愛馬。母の
キタサンヒメは新馬勝ちなど大井で3勝をマーク。自ら考えて父の
サウスヴィグラスを配合したという。
大井競馬場に足を運び勝利の瞬間を見届け「自分の体調が今ひとつの時に馬が頑張ってくれた。これを励みにしたいね」を満面の笑みを浮かべていた。来週の
天皇賞・春(30日・京都)には、
大阪杯を快勝した
キタサンブラックがスタンバイ。まだまだ春のキタサン祭りは続きそうだ。
提供:デイリースポーツ