3着まで
オークス(5月21日・GI・東京芝2400m)の優先出走権が与えられる
フローラS(4月23日・GII・東京芝2000m)に美浦から出走する各馬について関係者のコメント。
ホウオウパフューム(牝3・美浦・
奥村武)について、奥村調教師。
「先週目一杯やっていますので、今週(4/19)は
イブキと併せて息を整える程度の予定通りの追い切りができました。ジョッキーは、先週より息遣いが良くなっていると言っていました。これまで十分過ぎるほど追い切り本数を重ねてきましたし、仕上げは問題ありません。前走(
寒竹賞・500万下・1着)と同じ480キロくらいで出走できると思います。胴が延びて体も引き締まってきましたし、子供っぽさが抜けてきてステイヤーの体付きになってきました」、
フローレスマジック(牝3・美浦・
木村哲也)について、
戸崎圭太騎手。
「前走(
クイーンC・GIII・3着)初めて乗せて頂きましたが、センスがあって良い馬ですね。中間は跨っていませんが、順調に来ているようですし、良い雰囲気にあると思います。前走乗ってみて、もう少し距離があっても良いのかなと思いました。兄の
サトノアラジンにも乗ったことがありますが、背中の良さは似ています。兄はゆったりしたフットワークですが、この馬はまとまった走りをしますし、フットワークが軽くて器用さがありますね。能力があるのはわかっていますので、あとはリズム良く走らせて、
オークスに向けて好レースをしたいです」
レッドミラベル(牝3・美浦・
尾関知人)について、
吉田豊騎手。
「今週(4/19)はポリトラックで追い切りました。初めて左回りで走らせたのですが、前半右に張るところがあり、溜めがきかない感じでした。右回りのウッドチップコースでは、それは感じないのですけどね。競馬ではうまく前半運んであげたいです。道中に無駄な力を使わず、うまく溜められれば終いの脚を使えると思います」
ビルズトレジャー(牝3・美浦・
田中剛)について、
田中勝春騎手。
「体付きも大きく変わりないですし、順調です。今週(4/19)の追い切りは、動き、雰囲気ともに悪くなかったですね。毎回ゲートの中がうるさくて駐立が今ひとつなのですが、うまくスタートできればと思います」
キャナルストリート(牝3・美浦・
大竹正博)について、
蛯名正義騎手。
「今週(4/19)の追い切りの動きは悪くないですが、まだ緩さがありギアをうまく変えられなかったり、馬群の中で競馬をするのはどうかなという雰囲気があります。出たなりで折り合いを重視してリズム良く運びたいですね。遅いペースよりも普通に流れてくれた方が良さそうですし、展開の助けがあれば良いと思います」
ニシノアモーレ(牝3・美浦・
上原博之)について、上原調教師。
「気難しい面のある馬で、前走(
フリージア賞・500万下・8着)は、ジョッキーもテン乗りで構えてしまったようですし、スタートも今ひとつでした。まだ幼い面がありますが、能力はあると思います。今回は乗り慣れた大野騎手に戻りますし、この馬の競馬をすることができれば差はないでしょう」
ラユロット(牝3・美浦・
藤沢和雄)について、津曲調教助手。
「以前は華奢な感じでしたが、未勝利を勝った後にひと息入れて成長を促しました。ひと回り体がたくましくなりましたね。距離延長は問題ないですし、中間も併せた古馬と遜色ない動きを見せていて、好仕上がりでレースに臨めそうです。体調の良さを生かして良いレースをしてほしいですね」
(取材・写真:佐々木祥恵)