「天皇賞(春)・G1」(30日、京都)
2年前の
有馬記念を制した
ゴールドアクターは、昨年の
天皇賞・春で惨敗(12着)した反省を生かして、今回は新たな対策を練っている。
敗因を冷静に分析し、反撃へ自信をちらつかせる。1番人気の
日経賞でまさかの5着に敗れた
ゴールドアクター。「パドックからフワフワしていた。絶対能力というより、気持ちで走る馬だから」と篠島助手は25日、当時の様子を振り返る。刺激を与えるべく、鞍上は主戦の吉田隼から横山典へスイッチ。勝負手を打っての淀参戦だ。
先週、先々週と新パートナーが追い切りに騎乗して力強い動きを披露。「体が締まってきて、いい感じでスイッチが入っている。うん、ピリッとしてきたよね」と篠島助手が語るように、メンタル面は戦闘モードへ突入しつつある。前走時とは違う姿に期待を抱かずにはいられない。
昨年は12着に大敗。渋滞を考慮して27日の夜に出発し、現地2泊の策が裏目に出た。「イレ込んだ。うるさ過ぎたね」と反省を生かし、今年は違う形で臨む構え。あらゆる手を打ち、復活Vへ-。15年
有馬記念覇者が輝きを取り戻せるか注目だ。
提供:デイリースポーツ