阪神大賞典1着後も在厩調整し、ここまで順調に追い切りを消化してきた
サトノダイヤモンド(栗東・
池江泰寿厩舎)。
天皇賞(春)(4月30日・京都芝3200m)の最終追い切りはいつもと同じように、朝一番のCWコースで4Fからの追い切り。鞍上には
C.ルメール騎手が跨っていた。
プロフェットを3馬身ほど追走。極端に遅いラップにはならず、最初の1F目が14.3秒とそれなりに速い数字。先週は4コーナーに入る地点で前を捕まえに行くようなトップスピードに入っていたが、今朝はそこまでの加速はなく、直線に向くまで控えた感じ。
直線に入ってからも前との差を詰める気配はなく、ラスト1F標識を過ぎても同じような差。追いつかないかもと思ったところで、鞍上が仕掛けると抜群の反応を見せて、きっちり先着のゴール。時計は4F53.8〜3F39.5〜1F12.2秒。数字ではなく、重心にブレのない素晴らしいフットワークが本当に印象的。走りには力みが全くなく、何も不安がない状態で大一番を迎えることができそう。
(取材・写真:井内利彰)