天皇賞(春)(4月30日・GI・京都芝3200m)に美浦から出走する
アルバートと
プロレタリアトが、それぞれウッドチップコースで最終追い切りを消化した。追い切り後の関係者のコメント。
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アルバート(牡6・美浦・
堀宣行)について、森調教助手。
「前走(
ダイヤモンドS・GIII・1着)後は一旦放牧に出て、帰厩後は順調に調整できています。先週の1週前はしっかりめに追いました。今週は輸送もあるので単走でサラッと追い切りましたが、良い意味で前走くらいの状態だと思います。今週はゴールデンウィークで渋滞も予想されるため、金曜朝に出発予定です。それもあって本来は木曜追いのところ、今週は水曜日に追い切っています。
昨年に比べると、体がひと回り大きくなっています。それでいて太め感もなく良いところに肉がついてきて、成長を感じますね。去年は6着でしたけど、スタートから後方の位置取りで運んで、終いもしっかり脚を使っています。長いところではしっかり結果を出している馬なので、相手は強いですけど何とか食い込めないかなと期待はしています。終いを生かすタイプなので、枠順は特に気にはしていません」
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プロレタリアト(牝6・美浦・
小島茂之)について、
杉原誠人騎手。
「今日の追い切りは余力を残す感じでしたが、しっかり動けていましたし、良い動きでしたね。攻め馬にはずっと乗っていなかったのですが、厩舎でもだいぶやってくれていましたし、馬の状態は良いと思います。ブリンカーの効果で動けるようになり、自分からハミを取ってくれるようになりました。京都はコース形態も合いますし、持ち味が生きると思います。
エリザベス女王杯(GI・14着)は前半の不利がもったいなかったですし、それを気にしながら走っていました。前走の
ダイヤモンドS(11着)は坂を上ってから苦しかったので、京都のように下りを使ってスムーズに加速して、直線が平坦なのは良いと思います。インでじっとできるので、できれば内枠がほしいですね。あとは道中
リラックスしてリズム良く運べればと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)