「
しらさぎ賞・S3」(26日、浦和)
デビュー31戦目の6歳牝馬、2番人気の
ニシノラピートが、直線で豪快に抜け出してうれしい重賞初制覇を達成した。2着は7番人気の
プリンセスバリュー、3着は3番人気の
ポッドガゼールが入り、大逃げを打った1番人気の
コスモフットライトはラストに失速して7着に敗れた。
鮮やかな勝利だった。
コスモフットライトが大逃げを打つ展開になったが、
ニシノラピートは3、4番手から追走。3コーナー過ぎからスパートして、残り200メートルで逃げ馬をかわすと、あとはゴールまで独走だ。重賞初挑戦でのタイトル奪取に柏木健は「自信を持って乗れたし、力を出してくれた」と満面の笑みで振り返った。
これで浦和では2戦2勝。前走のティアラカップを勝ったときに「左回りのきついコーナーをうまく回るし、この馬は浦和が好き」と柏木健は確かな手応えをつかんでいた。管理する
市村誠師は、09年11月の
ハイセイコー記念(
ショウリュウ)以来となる重賞2勝目。「関係者の皆さんがいなかったら、わんわん泣きたいほどうれしかった」と喜びを爆発させた。
当面の目標は得意の浦和での「
さきたま杯・Jpn2」(5月31日)となる。「JRA勢が相手で厳しいが、相手なりに走れるようになったので頑張って欲しい」と同師は愛馬の健闘に期待を寄せた。
提供:デイリースポーツ