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キタサンブラック 大阪杯制覇後も鍛えて強くする「V方程式」継続中/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2017年04月28日(金) 18時00分
「坂路3本乗り」が話題になった大阪杯時のキタサンブラック。ひと叩きして中3週での出走となる今回は、さすがにそこまでのハードトレは課していないようにも見えるが…。“真実”はそうではない。調教時計としては表れないところで、中間も鍛えるところはきっちり鍛えているのだ。

「この中間、坂路3本は乗っていませんが、ウッドで2周半の調教はやっていますからね。これも結構、負荷がかかる調教なんですよ」とは担当の辻田厩務員。

 坂路800メートルを3セット乗るのもハードだが、1周1800メートルのウッドで2周半のキャンターを行うのも、負けず劣らずハードな内容。かつて松田博厩舎がウッド2周の調教で馬を鍛え上げていたのは有名な話だが、それをも上回る。そんな攻めの調教をキタサンブラックはこの中間もこなしているのだ。

「坂路3本の場合は途中でインターバルがあるけど、ウッド2周半はそれがないから、こっちの方が馬にとってはしんどいはず、と調教役も話していました」(辻田厩務員)

 坂路3本なら単純計算800×3で合計距離は2400メートルだが、ウッド2周半となれば4500メートルと走行距離はほぼ倍。休憩なしでこれを走り切るのだから、やはりトレーニングとしては相当きつい。そんな調教をしても「へこたれるようなところを見せず、テンションも上がっていないんです。これが叩いた分の効果なんでしょうか。力をつけているんだと思いますし、本当にたいした馬です」と辻田厩務員。

 坂路3本乗りはしていなくても、“鍛えまくって強くする”キタサンブラックの調教方針は今回も変わっていない。しかもテンションが上がって中間、緩めた時期があった前走時より、調整過程は上とあれば、連覇の可能性は極めて高いのでは。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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