「天皇賞(春)・G1」(30日、京都)
ゴールデンウイークの渋滞を考慮し、関東各馬は28日に京都競馬場に到着。
アルバートはほかの3頭に遅れること1時間後、決戦の地に降り立った。渡辺助手は「渋滞にかかるところもあって少し時間がかかりましたが、割とスムーズに着きましたね」と穏やかな笑みを浮かべる。馬も旅疲れのようなそぶりは見せていない。馬房に入るとすぐに寝転んで、チップで砂浴びをしてみせた。
結果的に圧勝したが、前走の
ダイヤモンドSは
有馬記念の疲れが抜け切っておらず、常歩もやや硬かった。間を十分に取った今回は仕上がりが違う。同助手も「今回はすっかり疲れが取れた状態。昨年と比べて体重も増えてしっかりした。馬としても充実してきましたね」と手応えがある様子だ。戦績が物語るように、距離適性ならメンバー最右翼。レースレベルは大きく上がるが、今回はその差を埋めるだけの上積みがありそうだ。
提供:デイリースポーツ