「クイーンエリザベス2世C・香港G1」(30日、シャティン)
過去10年の当舞台で5勝を挙げているトレーナーがいる。その名はJ.ムーア師。昨年もワーザーで
ラブリーデイなどの日本馬を撃破し、その存在を改めて世界各国にアピールした。今年もその前年覇者と、3年前の勝ち馬デザインズオンロームの2頭出しで挑むキーマンを直撃してみた。
「才能のある馬を調整させてもらっていることは大きい。だけど重要なポイントはローテーションだよ」と話し始めた指揮官。連覇を狙うワーザーを例に挙げ、「このレースを勝つために、あえて前走で速い流れのマイル戦を経験させたんだ(4着)。2走前の
香港ゴールドCを勝って手応えを感じているし、さらにいい状態に仕上がっている」と胸を張った。
3年前の覇者デザインズオンロームについては「全盛期の力はないが、調整自体はうまくいっている」と話すにとどまったが、この2頭が日本の
ネオリアリズムにとって、最大のラ
イバルとなることは間違いなさそうだ。
提供:デイリースポーツ