「
NHKマイルC・G1」(7日、東京)
この符合は何かの吉兆かもしれない。
桜花賞4着からの前進を狙う
カラクレナイは内めの2枠4番に入った。くしくも昨年、同じく桜4着からの臨戦となった
メジャーエンブレムが、見事にVを決めた好枠だ。「枠順はそこまで気にしていなかったですが、偶数番ですし、いいところじゃないですか」と松下師は番号を確認し、穏やかな口調で語った。
調整はここまで陣営の思惑通りに進んでいる。5日の朝は栗東坂路をキャンターで1本。落ち着いた様子で駆け上がり、4F65秒9-15秒8を計時した。「事前馬体重(4日計測)は486キロ。輸送でそこまで減るタイプではないので、いい数字だと思います。いい状態で臨めますよ」と指揮官は満足そうにうなずく。初の長距離輸送についても「京都、阪神の輸送では栗東にいる時と変わりないですし、環境に動じる馬でもない」と心配していなかった。
舞台は初めての東京コース。決め手を生かす意味では大きな味方となってくれそうだ。トレーナーも「調教の左回りも手前変えはスムーズですよ」と自信をのぞかせる。鞍上は再び
M.デムーロに。名手の導きで末脚を思う存分に発揮し、
ビッグタイトル奪取といきたい。
提供:デイリースポーツ