2017年 NHKマイルC(GI・東京芝1600m/天気：曇/馬場：良/18頭立て)

　16番アエロリットがポンと好スタートを切る。17番ナイトバナレットは出遅れて最後方から。6番ボンセルヴィーソがハナを切り、半馬身差の内に1番モンドキャンノ、1馬身差で10番ディバインコードと13番トラスト、その外にアエロリットが続く。1馬身差で5番プラチナヴォイス、その外に8番タイムトリップ、直後に4番カラクレナイ、14番リエノテソーロ、18番ガンサリュートがいるが、カラクレナイは徐々にポジションを下げていく。リエノテソーロから1馬身半差で11番オールザゴー、その後ろは7番ジョーストリクトリ、15番レッドアンシェル、3番アウトライアーズ、12番ミスエルテらが一団になっている。1馬身半差で9番タイセイスターリー、その内に2番キョウヘイが続いて、3馬身ほど離れた最後方がナイトバナレットとなった。

　600mの通過タイムは34.5秒。各馬3コーナーに入り、前は逃げるボンセルヴィーソ、半馬身差でトラスト、この2頭から離れた外目にアエロリットという形。モンドキャンノは好位の内、カラクレナイは中団馬群の中で最後の直線を迎える。

　直線に入り、外のアエロリットがボンセルヴィーソを捕らえにかかる。そのさらに外からリエノテソーロも一気に脚を伸ばしてきた。ボンセルヴィーソの後ろにいたモンドキャンノは追って伸びない。カラクレナイも馬群の中で苦しんでいる。残り200mを切って、アエロリットが先頭に躍り出た。リエノテソーロも2番手に浮上してアエロリットを追うが、抜け出した相手との差は縮まらない。最後はアエロリットがリエノテソーロに1.1/2馬身差をつけてゴール。桜花賞5着からの戴冠で、父クロフネとの父子制覇を達成した。2着リエノテソーロから2.1/2馬身差の3着には、ボンセルヴィーソが粘りこんだ。モンドキャンノは9着、カラクレナイは17着だった。勝ちタイムは1分32秒3(良)。