「
ヴィクトリアマイル・G1」(14日、東京)
阪神牝馬Sで15着に敗れ、“逆襲”という言葉を使わなければならなくなった
クイーンズリングだが、反転攻勢に必要なエネルギーは十分に残っている。10日、栗東坂路を滑らかなアクションで駆け上がり、刻んだタイムは4F53秒2-38秒5-12秒3。蹄跡にぶれはなく、
バランスもいい。「1週前に負荷をかけているので、今週はある程度セーブ気味に。時計も理想的でいい感じ」と吉村師が満足げに振り返った。
まさかの結末だった前走を、
M.デムーロは「以前は馬場が悪くても頑張ってくれていたのですが、やめてしまうようなところがありました。それに落鉄(右前)もしていたので、何回もつまずいていましたから」とひもとく。一つではなく、二つの要因が重なっての敗戦だったのは確かだろう。師は「東京の1600メートルに対応できない馬ではないと思っています」と巻き返しに意欲満々。前年(8着)、そして前走のリベンジへ。府中の長い直線で女王が再び輝きを放つ。
提供:デイリースポーツ