スマートフォン版へ

レッツゴードンキは“肝っ玉母ちゃん”取材攻勢にも全く動じず/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2017年05月12日(金) 18時00分
 取材する立場の人間が言うのもなんだが、取材をされる側は大変だ。重賞、特にGIともなれば、次から次へと報道陣が押し寄せ、質問攻めに。また馬房まで馬を見に来る人間も少なくはなく、繊細な牝馬などは、こういったことで、カイバ食いが落ちたりするケースもある。が、この手の経験こそが馬を強くする面もあるようで、ヴィクトリアマイルに出走するレッツゴードンキは、まさにその一例と言えようか。

 水曜(10日)の遅い時間、梅田厩舎をのぞくと、ほとんどの人間が帰った中、レッツゴードンキの馬房だけ、扉が開いていて、テレビカメラの取材を受けていた。そのシーンを遠巻きに見ていた担当の寺田助手はこう口にした。

「この取材の前にも、もうひとつ馬房で取材があったんです。でも、もう馬も慣れたものですよね。カメラが近づいても怒ったりせず、平然としている。デビュー2戦目からずっと重賞ばかり走ってきて、その都度、取材を受けてきた。その分、馬もカメラ慣れしてますわ」

 新馬戦V後、前走の高松宮記念(2着)まで19戦連続で重賞を走ってきたレッツゴードンキ。これはもちろん出走メンバー中最多。特に桜花賞V後はGI馬として常に周囲から注目され続けてきた。そんな経験が、馬に少々の“雑音”でも動じないメンタルを培わせたのだろう。カイバ食いが細い面もあった2〜3歳時に比べ、使うごとに体が増えてきた体重面からも、年を重ねて、心身ともにドッシリしてきたことがうかがえる。

「最近は馬場入りでも以前みたいにガツンと行くこともなく、常歩(なみあし)で歩けるようになった」と梅田調教師。今週も取材攻勢を“難なくこなしていた”レッツゴードンキの姿を見ると、今回も落ち着いて返し馬ができるだろうし、マイルでも制御できない走りになることはまずないのでは。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す