「
オークス・G1」(21日、東京)
1番人気の
ソウルスターリングが好位から鋭く抜け出しV。2歳女王が
桜花賞3着から見事に巻き返した。
相棒とともに先頭でゴールを射抜いたルメールは、誇らしげに右手で
ガッツポーズをつくった。
ソウルスターリングの
母スタセリタは自身の手綱で09年ディアヌ賞(仏
オークス)をV。母娘での仏日
オークス制覇達成とあって喜びはひとしおだ。「
スタセリタの子で日本の
オークスを勝てて本当にうれしい。とてもスペシャルな日になった」と大興奮。好位から鮮やかに抜け出す盤石のレースぶり。「
スタセリタも2番手。全く同じレース展開で勝てた」と感慨にひたった。
ヴィクトリアマイル(
アドマイヤリード)に続く2週連続G1勝利を決めた主戦は、レース前日の20日に38歳の誕生日を迎えたばかり。「きょう勝てたことには意味がある」。来週は同じ藤沢和厩舎の
レイデオロで競馬の祭典、ダービーに挑む。お立ち台で「またこのステージに立ちたい」とV宣言。「やったことない」と話す3週連続G1制覇を目指し、次週もさえ渡る手綱さばきでファンを歓喜の渦に巻き込む。
提供:デイリースポーツ