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ダイワキャグニー北村宏騎手「掴みたいタイトル」/日本ダービー共同会見

  • 2017年05月24日(水) 17時45分
 トライアルのプリンシパルS(OP)に優勝して日本ダービー(GI・東京芝2400m)に駒を進めたダイワキャグニー(牡3・美浦・菊沢隆徳)陣営の共同記者会見が、追い切り後に行われた

北村宏司騎手

(4戦3勝のダイワキャグニー日本ダービーに臨む心境は?)
「楽しみに1週間過ごせています」

(最終追い切りについて厩舎サイドから、どんな報告を?)
「今朝は調教助手さんが乗って、感触は良く順調に来ているようでした」

(前走のプリンシパルS・1着を振り返って)
「ゲート裏は結構気負って歩いていましたが、レースではスムーズに流れに乗っていけました。馬場も良くて良いペースで流れていましたので、折り合いも良かったですし、直線を向いて行きかけてから反応してくれて、良く伸びてくれました」

(勝利の瞬間、この馬とともにダービーへという思いに?)
「出られるなという期待もありましたし、結構レースがきつかったので、(ダービーまで)無事に行ってくれればなという気持ちもありましたね」

(これまで唯一の敗戦となった弥生賞GII・9着については?)
「体のバランスが成長途上というところもあって、コーナーが良い手応えで回れないというところがあり、それが出てしまったところもありまして、最後少しエネルギー切れになってしまいましたね」

(デビュー時から比べて1番成長したところは?)
「最初、少し華奢なところもあったのですが、そこがレースを経験したり、期間が進むうちに解消されつつあって、その辺がクラス上がっても結果を出してくれているところだと思います」

(この馬のセールスポイントは?)
「一生懸命な馬で、ゲート入るまではちょっと張り切り過ぎかなと思いますが、ゲートを出た後は自分の力をいつも発揮してくれるタイプなので、そこが良いところだなと思います」

(距離が2400mになるが?)
「こなしてくれると思います」

(東京コースは3戦3勝だが?)
「良い条件だと思います」

(どんなレースをしたい?)
「直線向くまでスムーズにエネルギーを残しながら、競馬を進められれば良いなと思います」

(北村騎手にとって日本ダービーのタイトルの意味は?)
「毎年この舞台に立ちたいと思わせてくれるレースですし、騎手になったからには掴みたいタイトルですので、頑張りたいです」

(最後にメッセージを)
「若い時から応援してもらったオーナーの馬でこの舞台に向かえるというのはすごくありがたいことですし、楽しみにしています。良い競馬ができるよう頑張りたいです」


■菊沢調教師

(GIトレーナーとして日本ダービーを迎える心境は?)
「周りの雰囲気がザワザワした感じで、ダービーの週の独特な雰囲気という感じがします」

(自身は緊張している?)
「意外と馬のことだけ考えていて、まだそういう実感はないですね」

(今日の最終追い切りについて)
「普段、トラックと坂路も含めてやっているのですが、馬の状態、コンディションを見て、今日は坂路2本になりました。狙いとしては厩舎の先輩で力のあるダイワリベラルを先導に置いて、それを苦しいところで抜いて並んでというような感じで、馬に頑張りを与えた感じです」

(自信を持って送り出せる?)
「あとは追い切り後のケアをして、当日東京競馬場に連れていって、無事にレースを迎えられればと思います」

(前走を振り返って)
「1戦1戦馬の様子や馬の体調、体質などが徐々に強くなってきていまして、それが現れるような感じで、東京でも良い勝ち方ができたなと思います」

(唯一の黒星の弥生賞について)
「経験の浅さとか、初めての右回りの対応や、当日のテンションだとかそういったもろもろ含んで上手にいかなかったかなと思います」

(東京コース3戦3勝は自信に?)
「東京で3戦ともあれだけ良い競馬をしてくれているので、そういった面ではアドバンテージはあると思っています」

(プラス400mの距離は?)
「距離に関しては、道中の折り合いなど、そういった面は大丈夫だと思います。あとはスタンド前の発走によってどういったテンションになるのか、それは当日になってみないとわからないです」

(デビューからここまで、テンション含めてメンタル面について)
「将来的には大丈夫かなとは思いますが、精神的にはまだ若さを残しています。現状ではオン、オフをうまくできているような感じもあるので、少しずつ進歩していると思います」

(肉体面の成長は?)
「2歳の初夏の頃から管理させて頂いていますが、強い調教やレース後など、疲れの回復具合がだいぶ早くなりましたので、体質は少しずつしっかりしてきたと思います」

(ダービーを意識したのはどの時点で?)
「管理させて頂く時から、オーナーからダービーに行くぞと言われていましたので、その時から意識していました」

(相当なプレッシャーが?)
「そうですね。怒られることもよくあります(笑)」

(プリンシパルSに勝ってホッとした?)
「勝ったことにおいてはとてもホッとしました。ただ走破時計があまりにも速かったので、大丈夫かなとそういう心配が生まれてきました」

(そこから中2週になるが?)
プリンシパルを使う時点で中2週でダービーというのはわかっていましたし、それを含めてプリンシパルを使ったつもりでもあります。走破時計が速かったですけど、幸い回復具合も早かったので、こちらとしてはダイワキャグニーの体質、素質に驚きもあります」

(デビューから騎乗している北村騎手とのコンビでどんなレースを期待?)
「彼はダイワキャグニーのことはわかっていると思うので、あとは枠順や馬場状態とか、これから考えれば良いのではないでしょうか」

(枠順の希望は?)
「内から真ん中寄りが1番良いのではないかと思います」

(馬場状態は?)
「今の東京競馬場は芝のコンディションが良すぎるくらいですので、少々雨が降っても大丈夫でしょう」

(騎手時代、1998年の日本ダービーダイワスペリアーに騎乗して3着だったが?)
「今でもダービーの週始めから当日の朝、ダービーが終わるまで、本当に緊張したダービー週だったなと思いますね」

(3着という結果に関しては?)
「オーナー、関係する厩舎の方に大変喜んで頂いたので、ダービーに出ることも大変ですけど、好走するというのも皆の夢なのだなと実感しました」

(同じダイワの馬で今回ダービーに臨むが?)
ダイワの大城会長とのご縁は長いので、ウチの厩舎としてダービーに初めて出走させる馬がオーナーの馬で、本当に感慨深いです」

(改めて日本ダービーへの思いを)
「競馬学校に入った時からダービーの見学をして、騎手時代も含めて調教師になってもダービーの凄さを感じています。そういった舞台に立てるので、全力でいきたいなと思っています」

(最後にファンへのメッセージを)
「混戦のダービーと言われているように、ファンの皆様もいろいろな考えがあったり、応援する馬がたくさんいるでしょうけど、ダイワキャグニーも良い状態で出走させたいと思いますので、応援よろしくお願い致します」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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