JRAは今日、
ヴィクトリアマイル(GI・芝1600m)及び
安田記念(GI・芝1600m)が、フランスの
ドーヴィル競馬場で行われる
ジャックルマロワ賞(8月13日・G1・芝1600m)の優先出走権付与対象競走に指定されることになったと発表した。詳細は以下の通り。
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ヴィクトリアマイル(GI)及び
安田記念(GI)優勝馬、2着馬、3着馬に付与される特典
(1)当該年の
ジャックルマロワ賞(G1)への優先出走権
(2)当該年の
ジャックルマロワ賞に関する登録料(合計4540ユーロ)の免除
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ジャックルマロワ賞(G1)の概要
1921年に創設された
ジャックルマロワ賞は、現在3歳以上混合のマイルレースとなっており、2013年から2015年においては、平均レースレーティング121を獲得し、ヨーロッパのマイルレースとしては最高のレーティングを獲得した。
2017年の
ジャックルマロワ賞は、8月13日(日曜)に
ドーヴィル競馬場で行われる。2016年の
ジャックルマロワ賞には、優勝したリブチェスターの他、英2000ギニー馬
ガリレオゴールド、2015年のフランス1000ギニー馬エルヴェディア、2015年の
ジャックルマロワ賞馬エゾテリックの3頭のG1馬に加え、後にムーランドロンシャン賞を制したヴァダモスが出走するなど、ムーランドロンシャン賞と並ぶフランスのマイル最高峰のレースの一つとなっている。
●フランスギャロ事務総長
オリヴィエ・デロワ氏のコメント
「
JRAとフランスギャロの関係をさらに強化することが出来て、本当にうれしく思います。我々は毎年
凱旋門賞に日本馬を迎えること、そして昨年
エイシンヒカリがイスパーン賞を勝ったように、日本馬が
凱旋門賞以外のレースに参戦して勝つことを大変光栄に思っています。
かつて、日本調教馬の
タイキシャトルが
ジャックルマロワ賞を制した時は、一大
センセーションを巻き起こしました。それから20年たった今もなおこのレースは依然として国際的なマイルレースの頂点に位置しています。歴代の優勝馬には、ミエスク、ゴルディコヴァ、ドバウィ、
マクフィなどの偉大なチャンピオンが含まれています。
また、ヨーロッパの全年齢の優れたマイル適性馬が集うレースでもあり、未来の種牡馬にとって非常に重要なレースでもあります。今年は、1頭または、それ以上の日本馬を迎え、このレースの国際的な地位をより強固なものとできることを嬉しく思います」
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JRA 後藤正行理事長のコメント
「春に行われる1600mのGI競走である
ヴィクトリアマイルと
安田記念の1〜3着馬に対し、
ジャックルマロワ賞の優先出走権が付与されることとなり、大変嬉しく光栄に存じます。
ジャックルマロワ賞は直線のマイル競走として世界有数の高名な競走で、1986年に
ギャロップダイナがこの競走に日本調教馬として初めて挑戦し、1998年に
タイキシャトルが勝利を収めたことは今も心に残っています。両馬ともに
安田記念を制覇した後に
ジャックルマロワ賞に出走しており、今回の提携は非常に調和のとれたものだと思います。
フランスと日本の強い絆に感謝するとともに今後この素晴らしい関係をより強固なものにしていきたいと考えております」
(
JRA発表による)
ラジオNIKKEI