名門厩舎の勢いは止まらない。
オークスを
ソウルスターリングで制し、
レイデオロで悲願のダービー制覇を成し遂げた藤沢和師。今週から新たにスタートする2歳世代も、現3歳世代に負けず劣らずの豪華なラインアップがそろっている。
先陣を務めるのは持ち込み馬
ファストアプローチ(牡、父ドーンアプローチ)だ。今週から始まる3回東京でのデビューを見込んでいるが、早ければ6月3日の東京5R(芝1400メートル)を、鞍上・戸崎圭で狙うプランもある。
「おめでとう!」。次々と握手を求められ祝福ムードに包まれた30日の朝、ほやほやのダービートレーナーは、元気良く歩く栗毛の2歳馬に視線を向ける。そして、いつもと変わらぬ穏やかな笑みを浮かべながら、「530キロぐらいある大型馬だけど、俊敏な動きをする。走りは軽快だし、いいスピードがある」と高い評価を与えた。
昨年暮れの
香港ヴァーズを制した
サトノクラウンを近親に持つ期待の良血馬。31日に予定される追い切り後に正式なデビュー日が決まる模様だが、厩舎の勢いも含めて、相当な注目が集まるのは間違いない。
提供:デイリースポーツ